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脱炭素社会について

地球温暖化とは

今週、米国バイデン大統領が主催する気候変動サミットが40の国と機関の首脳が出席して開催されました。

主要テーマとしては、温室効果ガスの削減目標を示し、さらなる取り組みを話し合います。菅総理大臣は、2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について、2013年度に比べて46%削減することを目指すと表明しました。

www3.nhk.or.jp

 

では、地球温暖化について、改めて認識を確認したいと思います。

地球温暖化とは、温室効果ガスの大気中の濃度が上昇をし続け、気温が上昇を続けていっています。二酸化炭素濃度が1750年では280ppmでありましたが、2013年には400ppmを超えました。

このまま行けば、2100年には最大4.8℃の上昇が予測され、海面上昇も最大82cmになります。

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今、「脱炭素社会」に向けた機運が国際的に高まっています。各国首脳が二酸化炭素排出の削減目標を声高に叫んでいます。世界的な各企業がSDGsへの取り組みを戦略に入れています。

最終的な目標としては、産業革命からの平均気温の上昇を1.5度に抑える努力を追求し、経済活動の持続可能な地球を目指すことになります。

今後10年間(2030年まで)の取り組みが非常に重要になってきます。果たしてうまくいくのでしょうか。

 

人新世の資本論を読んで

最近、斎藤幸平氏の『人新世の「資本論」』(集英社新書)を読んでいます。(まだ途中ですが(汗))

資本主義社会では経済成長を求め続けるため、今の資本主義の枠組みの中では環境破壊を逃れることはできません。何か、別の新しい概念の経済システムが必要であると、著者は言っています。

つまり、成長を求めない経済システムになり、現在の欲求にまみれた人々がそう簡単に意識を転換させるとは考えにくいと思われます。

つまり、現在の経済システムの枠組みの中で平均気温の上昇1.5度に抑えることは奇跡と言わざるを得ず、かなり強い強制力を持った規制の経済システムを作ることができるのか、がカギになります。

 

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2030年に向けて

我々は今、人生100年時代を迎えているが、100年生きていける環境が維持できるのだろうか。もうすでに手遅れ、という人もいれば、これからの10年の取り組みでまだ可能性がある、という人もいます。

二酸化炭素排出量をバロメータとしてみると、1970年代後半の生活に戻すことが必要と言われていますが、我々個人個人としてはどう行動するべきなのか。

地球規模の話なので、どうもピンとこないのですが、 

グレタ・トゥーンベリ氏のように1つの潮流を作り出し、世界規模でのうねりが新たな世界を築き上げる動きを個人個人が意識することが大事になります。『人新世の「資本論」』の中では、そういった人々が3.5%になると何かが変わるようです。昔あった100匹目の猿と同じことかと思います。

そういった動きに期待したいと思います。

 

最後に

様々な国々、人々がいる現在において、統一した考え方で物事が進むとはとても思えず、かなり悪いシナリオで進むことを前提に見ておく必要があると思われます。

そういった中で、我々はどういった行動を起こしていくべきか?

4.0℃気温が上昇しても耐えられる体質改善をするのか、あるいは2050年には火星移住が本格化しており、その計画に入り込める資産を形成しておくのか。

とにかく政府や政治に期待しても無駄であり、自身の頭で考え、実行に移していく必要があるでしょう。 

  

 

最後までお読みいただきありがとうございました。