レーザーテック決算発表
こんにちは。
レーザーテックが４月３０日に２０２１年６月期第３四半期の連結決算を発表しました。
直近３カ月（１－３月期）の連結売上高は１９７億円で前年同期比３．５倍、連結経常利益は同７．４倍の７１．３億円となりました。
また、第３四半期累計決算（２０．７－２１．３月）では、売上高５１９億円で前年同期比２倍と急拡大、経常利益は同２．１倍の１８９億円となり、通期計画２００億円の進捗率は９４．８％に達しました。
業績急拡大
昨年の夏以降、売上営業利益率は３０％以上を継続しており、まだまだ利益の上乗せが期待されます。今回、通期での計画修正はありませんでしたが、近いうちに上方修正が出てきてもおかしくありません。
この業績急拡大の背景としては、最先端のEUV（極端紫外線）リソグラフィを用いた半導体製造工程の能力増強投資を継続し、マスクブランクスメーカーも中長期の需要拡大を見据えてEUV関連分野の投資に取り組んでおり、半導体関連装置市場が拡大していることがあります。
バイデン政権の意向もあり、インテルがニューメキシコ州に３５億ドルを投資する計画がありました。また、TSMCもアリゾナ州で建設中の工場にもう１か所追加する計画が出てきました。半導体関連装置についてはまだまだ需要が落ち込む気配がなく、長期的に業績が続伸するとみてよいでしょう。
通期見込み
２月の第２四半期決算発表で出された資料になりますが、現段階通期計画はこの数字で動いています。
この計画を上振れすることは間違いなく、どこかで上方修正がされるものと思われます。
また、配当もすでに６円上乗せが発表されていますが、配当性向３５％をキープするとなると、更なる上乗せが期待できます。
株価は３月以降かなり急上昇しており、調整局面を迎えていますが、調整もひと段落すると再度上値を更新していくと思われます。この先訪れる押し目は買い局面のチャンスかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※投資は自己責任でお願いします。
