ナーヤ爺の年金生活

なるべくリスクを取らずちょっとだけリスクを取るゆるり投資

ディスコ決算発表(2Q)

ディスコ決算発表

 皆様こんにちは。

 ディスコが10月21日に2022年3月期の第2四半期の決算を発表しました。第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比72.5%増の398億円に拡大し、従来予想の338億円を大きく上回りました。

 直近3カ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比79.5%増の251億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期比の29.6%→36.2%に上昇しました。

f:id:nahyagii:20211022040329p:plain

 半期ベースでは、営業利益率34.4%、経常利益率34.4%となりました。営業利益、経常利益ともに半期ベースでの過去最高を更新しました。

受注高 出荷額

 精密加工装置であるダイシングソー、グラインダの出荷はアジアを中心に高い水準が継続されています。また、顧客の設備稼働率高水準で推移し、消耗品である精密加工ツールの出荷額も堅調に推移しています。

 受注高は約709億円に膨らみ、未出荷残高が約570億円に積み上がっていますので、まだまだ忙しい状況が続きます。

 利益の半期ベースでは、加工最高を更新しましたが、次半期も更に更新する可能性が高いと思われます。

f:id:nahyagii:20211022041521p:plain

 

 

配当政策および配当額

 配当につきまして連結半期純利益の25%が維持されており、中間配当は199円となり中間配当としては過去最高額となります。

f:id:nahyagii:20211022042159p:plain

 

今後の見通し

 今回、第3四半期累計までの業績予想が発表されています。売上高で前年同期比の37.6%増の1756億円、経常利益が同66.1%増の596億円となっています。

f:id:nahyagii:20211022042319p:plain

 引き続き高い水準での業績が予想され、また足元円安が進んでおり、通期での過去最高額が期待されます。

 

最後に

 TSMCやマイクロンが日本での生産拠点を構築するニュースが出てきています。当然、日本の半導体製造メーカーには追い風となり、もうしばらくこの業績が維持されると思われます。

 ディスコは半導体製造ラインでは後工程での製造装置が主体となり、微細化について影響はなく現在の技術で今後も対応可能と思われ、新規開発の要素が少なく済み、既にある従来機での利益の上積みが期待できます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

※投資は自己責任でお願いします。