日立決算発表
皆さん、こんにちは。
日立製作所が2月2日に22年3月期第3四半期累計(4-12月)の決算を発表しました。
連結最終利益は前年同期比46.4%増の4507億円に拡大しましたが、通期計画の5500億円に対する進捗率は82.0%に達しました。
直近3カ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比2.2倍の1283億円に急拡大し、売上営業利益は前年同期の6.1%→6.9%に改善しました。
事業状況
Lumada事業はYoY+40%で売上収益が増加、GlobalLogicはYoY+51%の売上成長を実現しています。
日立エナジー、鉄道システム事業とも受注が堅調に推移しており、GlobalLogicとのシナジー効果が発揮されています。
日立Astemo、日立ハイテクを中心に半導体不足による売上減少の影響があります。また、部材価格の高騰、コロナ再拡大の影響等で、事業への影響は多々あります。
通期見通し
売上収益の見通しを前期比14.6%増の10兆円に引き上げました。10兆円の回復は2016年3月期以来、6年ぶりとなります。営業利益につきましては、前回の7230億円で変更ありません。
最後に
日立金属に続き、日立建機株式の一部売却の方針が示されました。結果、日立建機の親子上場子会社を解消します。日立が粛々と進めてきた事業ポートフォリオ見直しがいよいよ最終段階となり、従来のモノを作って売る会社から脱皮することになりました。
今後発表される経営計画では、「社会イノベーションというビジョンを実現する会社」というイメージになっていきます。更にどのように進化していくのか、楽しみな会社になってきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※投資は自己責任でお願いします。