ナーヤ爺の年金生活

なるべくリスクを取らずちょっとだけリスクを取るゆるり投資

自分年金1億円の方程式

老後資金1億円

 こんにちは。

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 日経マネー2023年1月号に老後資金1億円の方程式という内容の記事がありましたので、そのことを皆さんと情報共有したいと思います。

 老後資金1億円の方程式として、以下の式が示されていました。

 

 それぞれの数字の前提条件は次の通りです。

 まず、老後に必要となる1億円ですが、夫婦の高齢無職世帯の平均支出が、月27万5189円になり、夫婦で30年間過ごすと、約9906万円必要になることから1億円となっています。

 

 年金は、夫婦で月17.0万円を30年間受け取ったとすると、約6120万円になります。

 退職金は、大卒で中小企業の場合の平均値が1118万円となっています。

 これらの数字から「≧」の条件達成のためには、自分年金が3000万円必要となります。

 

 

まずはご自身の条件整理

 上記数字は一般論であり、人それぞれ当然数字が違ってきます。

 年金は20数万円もらえるよ、という人もいれば、国民年金のみで10万円にも満たないよ、という人もいます。

 退職金も、大企業なら2000万円以上ももらえる人もいれば、わずか数百万円しかもらえないという人もいます。

 まずは、自分のそれらの条件を一度整理し、じゃあ自分年金はどれくらい準備しなければならないのか、考えてみましょう。

 

 

自分年金が足りない

 その上で自分年金が足りない、という人は何らかの対応が必要になってきます。

 具体的な対応としては2つの方法があり、1つは就労、もう1つは資産運用になります。それらの対応をした上で、どうしても届かない場合は、月々の支出を27.5万円から下げる努力を強いられます。

 30年もある老後をできるだけ長く働いて短くする、というのが1番の対策になるかと思います。国も70歳まで働くこと認め、制度作りを進めています。そのため皆さんは、できるだけ長く働ける体作りが必要になってきます。

 もう1つの対応の資産運用については、我々の年代はもう資産を増やす、というステージを越しています。今持っている資産をなるべく減らさない、という意識での運用になります。資産運用を行い年1%でも、2%でも資産の目減りを補填する運用が必要です。

 

 

自分年金+αの対策

 既に年金受給開始を目の前に迎えている方は、今更資産を増やすのは難しく、何もやりようがないと思われますが、まだ30年もある、と考えればいろいろやりようがあるのではないでしょうか。

 私は、60歳から米国株の投資信託への積立投資を開始しました。また、銀行で寝かせていた預金を高配当株に現在移行中です。

 つみたてNISAやiDeCoなどは60歳以降での利用しやすく改正されてきています。ちょっとした工夫を、この先余裕ある10~15年で行うことで、その先の15~20年に余裕がでてくる対策が打てます。

 

 足元インフレが徐々に襲ってきています。この先、更に加速してくる不安がぬぐい切れず、もっともっと余裕が欲しいところです。

 

まとめ

 長い老後の中では、計算通りに行かないことが想定されます。想定外の支出や体の不調によるつまづきは当然発生します。だからと言ってお金の計画を立てる必要はない、という訳ではありません。皆さんの家計を一度眺めて、老後のお金の動きをしっかり捉えることが大事です。

 この先の豊かな老後生活のために、家族と話し合い、しっかりとした老後の計画を立てましょう。計画があれば、不慮の出来事に対する軌道修正は容易になるはずです。

 

info.nikkeibp.co.jp

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

※投資は自己責任でお願いします。