新NISAへの対応
いよいよ新NISAがスタートしました。日本株はいきなり爆謄を始め、中々踏み込みに躊躇するところです。どこかで押し目が来たところで入ろうかと見ているうちに、あっという間に4万円を突破しました。皆さんも、焦っている方も多いのではないでしょうか。
私は新NISAでの投資については、中長期で考えていますので、焦らずじっくりとチャンスをうかがっています。さすがに上昇スピードが速すぎて、もう少し状況判断に時間を要したいな、と思っています。
この後、大きな下落局面が来るか、という訳では、新しい局面が来たかと感じています。したがって、3万5千円まで落ちることはなく、3万7千円から4万2千円ぐらいでのレベルで推移していくと見ています。8月~10月ぐらいで一旦底打ちするでしょうから、そのあたりで仕込み時期が来るのではないでしょうか。
今日は、そういった状況を見込みながらこの新NISA制度に対する対応を話していきます。
つみたて投資枠
積立投資枠については、1月より既に始めています。私の場合、2020年よりeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を毎月3万円ずつ積立投資を行っています。今回、これを新NISA制度の中に移動させました。また、投資枠に余裕があるため、楽天オールカントリーで2万円追加しました。
ということで、つみたて投資枠は以下の2本の投資信託で運用していきます。
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 3万円/月
・楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド 2万円/月
毎月5万円、年間60万円で10年間、600万円を運用することで計画しています。
成長投資枠
成長投資枠への投資につきましては、すべてを高配当株で埋めることで対応する予定です。年間240万円、5年で1200万円を運用する計画です。
具体的に対象にしている銘柄は以下になります。
第1軍
・INPEX(1605 :3.50%)
・積水ハウス(1928 :3.60%)
・三菱商事(8058 :2.11%)
・三菱UFJフィナンシャル(8306 :2.51%)
・リコーリース(8566 :2.84%)
・ジャックス(8584 :3.89%)
・MS&ADインシュアランス(8725 :3.00%)
・KDDI(9433 :3.01%)
第2軍
・東ソー(4042 :3.87%)
・ENEOS(5020 :3.26%)
・ノリタケカンパニー(5331 :2.82%)
・萩原電気(7467 :4.02%)
・FPG(7148 :4.10%)
・オリックス(8591 :2.89%)
・ほくほくフィナンシャル(8377 :1.92%)
・NTT(9432 :2.70%)
(利回りは2024/3/9現在)
足元、株価がかなり上昇しており、利回りは悪くなっていますが、長期的に継続して安定している銘柄がまずは1番かと思います。長期的に増配、もしくは株価上昇が見込めるものをできるだけ長く持つ、ということが大事と考えています。
まずは、第1軍を中心に、株価による配当率の変動を見ながら、第2軍を織り交ぜ、1200万円を埋めていきます。将来的にはこの1200万円が利回り4.0%で、毎年48万円が無税で獲得できる環境を作りたいと考えています。
最後に
私の場合、今年から公的年金の受け取りが始まります。ここ数年、配当で何とか年間100万円増やせないか、検討してきました。何とか近いところまで来ていましたが、税金で20%取られてしまい、中々到達できませんでした。このNISAでこの税金がなくなりますので、一気に100万円の突破が見えてきました。
90歳を過ぎても健康に過ごして行けるのではないかと見ており、資産の延命が今回のNISAによってかなり楽になったな、というのが実感です。NISAにつきましては、いろんな使い方あるかと思いますが、ぜひ配当での長期インカムを目指した取り組みを検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※投資は自己責任でおねがいします。