2023年振り返り
2023年ももう残り1か月余りとなり、盛り上がった2023年の相場を振り返る時期になりました。年初の日経平均25000円台から現在33000円台まで右肩上がりで株価が推移してしてきました。
低PBR銘柄が買われまくりの年だったかと思われ、各企業は配当金額の増額、自社株式の取得の発表が多かったかと思われます。
米国ではようやく金利上昇に目途が付き、今後はいつから金利の下げが始まるか、に目が行っています。
そのような結果を踏まえ、2024年はどのようになるのか。現段階の思いをまとめました。
岸田政権の経済政策
「新しい資本主義へ」と題して方針を示してきた岸田政権ですが、この1年の動きを見ても何をしたいのか良く分からない結果でした。引き続き以下のテーマを掲げています。
・新しい資本主義
・こども・子育て政策
・外交・安全保障
・国民生活の安心・安全
相変わらず、政府の政策から期待するのは難しい状況が続くのではないかと思っています。
株探テーマ
株探(かぶたん)サイトにある人気テーマ【ベスト30】にあるテーマを示します。(2023年11月19日時点)
1.半導体
2.半導体製造装置
3.円高メリット
4.人工知能
5.TOPIXコア30
6.JPX日経400
7.インバウンド
8.外食
9.親子上場
10.地方銀行
11.パワー半導体
12.2023年のIPO
13.生成AI
14.水素
15.グローバルニッチ
・・・
という風になっています。
新NISAの開始
2024年よりいよいよ新NISAが始まります。従来から利用されている人は、利用枠の拡大・恒久化で、新規の若年層の人は、iDecoとの併用で長期的な資産形成を目指し、新たな資金が株式市場に流入してくるものと思われます。
高配当関連の銘柄や投資信託、ETFが中心になって買われてくるものと見られています。
2024年投資スタンス
米国の経済はもうしばらく好調が続き、後半大きな失速が来るのではないでしょうか。新たな大統領が決まるころには、大きな調整局面が来ることも覚悟して見ておく必要があります。
一方日本はそこまで悪くならないと思いますが、米国には引きずられるでしょう。国内的には、給与上昇と合わせてインフレの継続があると思っています。合わせて、円高に局面転換があることで、新たなテーマが浮上します。
以上を踏まえ、24年は以下の対応を考えています。
・前半:高配当株を中心に展開した新NISA対応
2024年相場環境
米国金利は引き下げが秒読み段階に入ってきました。ドル高円安も一服するかと思いますが、すぐには円高とはならずしばらく時間が掛かるのではないでしょうか。一方、景気については腰折れ状況になり、どこまで調整が来るかが問題になります。年末には大きな谷になる可能性があります。中国経済も相変わらず停滞局面にあり、大きな期待はできません。
日本についてはそこまで調整局面はないと思いますが、米国の影響は避けられず、どこまで引きずられるかの問題です。そんな中で、新NISAや給与の引き上げなど新たなマインドが出来てくることを期待しています。
前半戦は積極的に、後半戦は守りを強化することを念頭に置いて考えていきます。来年は、半導体関連とDXが目玉になると考えていますが、その先には新たなグロースの時代が来るかと見ています。そこを見据えて新たな銘柄探しも続けたいと思います。
そういったことを考えながら、今から準備して2024年を迎えましょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
※投資は自己責任でお願いします。