日産化学決算発表
こんにちは。
日産化学が5月14日に2021年3月期の決算を発表しました。連結経常利益は前期比9.7%増の438億円、2022年3月期は同2.3%増の449億円となり、8期連続で過去最高益を更新する見込みです。
10年連続増配
年間配当につきましては98円から104円(前の期は90円)に増額し、今期も前期比4円増の108円に増配する方針が出されました。これにより10年連続増配の見込みとなります。
結果として、目標の配当性向45%を達成しております。
また、日産化学では継続的に自己株式取得を行っており、19年度、20年度ともに100億円の株式取得を実施しています。
セグメント概況
セグメント別の営業利益ですが、
・化学品 15億円
・機能性材料 224億円
・農業化学品 182億円
・医薬品 4億円
となっています。
日産化学というと、どうしても農薬メーカーというイメージですが、既に農業化学品より機能性材料が売上高、営業利益ともに上回っており、今後の事業の中心になっていきます。
機能性材料には、
・三次元実装材料
・EUV下層膜
・CMOSイメージセンサー材料
・有機EL材料
などがあり、半導体材料メーカーと言った感があります。
株価状況
この10年の株価チャートになりますが、18年12月まできれいな右肩上がりのチャートとなっています。ここ2年をみると、カップウィズハンドルを形成しているようにも見えます。
コロナが落ち着くころには、再び上昇チャートを描くのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※投資は自己責任でお願いします。