積水ハウス決算発表
皆さんこんにちは。
積水ハウスが12月9日に22年1月期第3四半期の決算を発表しました。
22年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比28.1%増の1686億円となりました。
直近3が月の8-10月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比39.7%増の572億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の7.0%→9.4%に改善しています。
業績推移
通期連結経常利益につきましては、変更なく2180億円のままですが、進捗率は77.4%に達しており、更に上乗せが見込まれます。過去最高益を更新するのは、かなり高い確率で達成するでしょう。
セグメント別業績
3Qのセグメント別業績では、国内外の戸建住宅・賃貸住宅関連事業が好調に推移しています。
どのセグメントも総じて売上高も伸び、売上高利益率も伸ばしていますが、都市開発事業が22.1%→15.7%に悪化しています。これは新型コロナウィルス感染症の影響による旅行者減少で、ホテル収益が悪化したものですので、時間が解決すると思われます。
最後に
積水ハウスは、新築戸建ZEH比率を第5次中期経営計画で目標90%を掲げていますが、20年度で既に達成しています。戸建住宅に加え、賃貸住宅シャーメゾン、分譲マンショングランドメゾン等ZEH仕様を進めており、家庭部門における隠れた「脱炭素」銘柄として注目しています。
もう一方、長期的な高配当銘柄としても捉えています。
今現在の配当計画は88円になっています。現在の収益計画での配当性向は40.2%で前期より6%も下がっています。更に収益の上乗せも期待できますので、もう一段の増配も期待できるのではないでしょうか。
また、今期増配がなくても増配余力は十分あり、次期以降での継続増配が見込める銘柄となっています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※投資は自己責任でお願いします。